正確度あるいは偏りとは、測定結果が真値にどのくらい近いかを表す度合いです。

測定する検査法により違った結果が考えられるため、生体試料の絶対値を知ることは困難です。そのため次の3つの方法が考えられます。

  1. 参加施設の測定値から異常値を除いた平均値を用いること。
  2. 参加施設のうちで多く採用されている方法あるいは機器での平均値を用いること。
  3. 学会などが推奨した標準法や機器で測定された値を用いること

これらより得られた結果と統計的に差の少ない成績を得ることができればこの成績は真の値に近いとなります。

参考資料・文献
1)竹内啓編,統計学辞典,東洋経済,1989
2)井野邦英,データのまとめ方と考え方 第10版,2015

文責:井野邦英 アキュプレック