Ino Kunihide’s Profile

生物が大好きな化学屋から、臨床検査薬・検査機器の仕事をするなかで検査データの質管理、有効な活用のために統計解析を学んでいきました。始めた当初は十分な解析用のソフトがなく、ほとんどを作成しておりました。
その中から、何故こんな計算が必要になるのか、この結果のどこが大事なのか、わからない理由はなんだろうと多くの疑問にぶつかりました。その都度、いろいろな書籍を読み漁りました。

その経験から会社のモットーが井上ひさしの言葉「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」の出典より、うまれました。

いつも心がけていること

難しいことを易しく
易しいことを深く
深いことを面白く

by HISASI INOUE


職歴

  • 1976年4月 国際試薬(株)入社 臨床検査薬製造販売
  • 1979年7月 同 生物学担当プロダクトマネジャー
  • 1981年5月 同 生化学担当プロダクトマネジャー
  • 1982年7月 同 精度管理担当プロダクトマネジャー
  • 1999年10月 同 精度管理専任部長
  • 2002年5月 シスメックス(株)精度管理担当部長
  • 2004年11月 アキュプレック(有)創業 取締役社長
    統計解析コンサルタント、ソフト開発
  • 2005年9月 京都大学医学部 保健学科非常勤講師(検査情報管理学・統計学)
  • 2015年4月 京都大学医学部 人間健康学科非常勤講師(検査情報管理学・統計学)

開発歴

  • 1982年7月
    精度管理と検体データ処理プログラム「MCP」の設計・開発
  • 1986年6月
    地域精度管理調査プログラム(基本・グラフ)
  • 1986年10月
    地域精度管理調査プログラム(定性・半定量用)
  • 1987年1月
    EIAデータ処理プログラム
  • 1989年9月
    多変量解析用プログラム
  • 1991年6月
    輸血検査管理用プログラム
  • 1994年5月
    潜在基準範囲プログラム
  • 1995年7月
    ROC分析プログラム
  • 1998年3月
    精度管理と検体データ処理プログラム「MCP」Windows95版の設計・開発
  • 1998年12月
    定量値の精密さと正確さ評価法プログラムの設計・開発
  • 1999年10月
    インターネット対応型外部精度管理システム「eQAP」の設計・開発
  • 2005年6月
    Excelを利用した統計解析ソフト「APSS」の設計・開発

  • 1999年 9月 日本臨床化学会 第一回技術賞受賞
    「精度管理と検体データ処理プログラム「MCP」の開発」

特許

  • 2002年 7月公開 臨床検査精度保証システム(eQAP) WO02/052278
  • 2003年 1月公開 精度管理方法(赤池の情報量基準を用いるリアルタイムQCの提供)2003-28854
  • 2003年 5月公開 精度管理方法(合成変動値を用いる精密性評価方法)2003-139779
  • 2003年10月公開 精度管理方法(共通Syxを用いる正確性の評価方法)2003-287542
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所属学会

  • 日本臨床検査自動化学会会員(3202)
  • 日本臨床化学学会会員(494-2513)
  • 日本規格協会(B12004-16090134)

セミナー・講演会

  • 精度管理:内部精度管理から外部精度管理について(913件)
  • 基準範囲:正常値から基準範囲の設定に関して(258件)
  • 統計解析:一般の統計解析から回帰そして多変量解析まで(1015件)
  • サーベイ:サーベイの解析から施設間是正のための標準化手段について(427件)

その他

  • 統計学1級インストラクター(統計学)
  • ボランティアインストラクター
  • 初級システムアドミニストレータ
  • 通信技師
  • 医療情報担当者
  • 品質マネジメントシステム審査員(A17655)

趣味の世界:コーヒーブレイク(accprec.net)

  • 絵を描くこと(風景編・酒編・食べ物編・・・)
  • ギターを弾くこと
  • レコードを聴くこと
  • 本を読むこと
  • 写真を撮ること
  • 映画を観ること
  • たまに料理すること